【アメリカ大学進学】

こんにちは、ひなたです。

 

今回はアメリカの大学に入学するための情報まとめ3つ目:アメリカの大学と日本の大学に違いについてです。

これを読めばアメリカの大学制度、そのメリット、入学資格の違いが分かると思います。国選び、また大学選びの参考にしてください😎

 

ではいってみましょう!💨

 

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アメリカの大学と日本の大学に違いはあるのでしょうか。

なんと、驚くほどに教育の概念も教育システムも全く違うんです!

 

(1)大学の種類

今回は2年制大学4年制大学のみを取り上げ、それぞれの特徴やシステムについて説明します🏫

2年制大学(修了で準学士号:Associate Degree)                 

アメリカに1,579校
修了すれば、日本では短大卒の扱いになるが、日本の短大とは大きく異なる。
アメリカには②種類の2年制大学がある。

①コミュニティーカレッジ(公立)
・通称コミカレ
2年制大学のうちおよそ70%の約1,100校がコミュニティカレッジ

入学基準
・基本的に”open admission” = 必要最低限の資格(高卒)を満たせば誰でも受け入れる理念がある。通年出願受付をしてる大学が多い。が多くの場合入学時期の3か月前には締め切りになる。
・英語力としてはTOEFL 46点~61点、英検 2級 2級A 準1級、IELTS 5.0~5.5が平均
・付属でESL(語学学校)がついている場合もあるので、まず語学学校に通い基準値に達した後学部コースへ入ることもできる。

費用
・主に州や市の税金で運営されているため、留学生にとっても入学がしやすく授業料も比較的安い。どこの州に行くかで費用が異なる。
・約6,000~9,000ドル(約65万~98万円)ほどが相場

特徴
2つのコースを持っている
◯職業教育コース…すぐに仕事に就くための実践的な教育が受けられるコース
◯進学コース…主に公立4年制大学編入するための一般教養のコース
4年制大学の教養科目(1、2年次生)と同じレベル、内容の授業が行われる。
・必要な単位数、成績、条件をクリアし編入の手続きをすれば、4年制大学の3年次に編入することができる(2+2制度)。

②ジュニアカレッジ(私立)
日本の短大に非常に似ている。伝統ある私立大学が多く、クラスも主に少人数。
しっかりとサポートもつけながら4年制大学編入(2+2制度)したい人にお勧め。
小規模で、寮を備えている場合が多い。
授業料はコミカレより高額

 


2+2とは
必要な単位数、成績、条件をクリアし編入の手続きをすれば、4年制大学の3年次に編入することができる制度。

メリット①
アメリカでは最終学歴を重視するので2+2を利用していようがしていまいが関係がない。例)コミカレから2+2を使って編入していようとも、編入ハーバード大に入れば最終学歴であるハーバード大学のほうを重視される。

メリット② 
4年制大学でかかる莫大な学費を1,2年次の間抑えることができる。

よって現地学生にとっても2+2は一般的な進学方法になっている(アメリカの学士号取得者(4大卒)の30%がコミカレから大学をスタートしている)。

4年制大学(修了で学士号:Bachelor Degree)

アメリカに3,004校
おおよその4年間のスケジュール
1年       2年        3年        4年              
教養科目           専攻決め    専門科目     

 

大きく分けて3種類の4年制大学がある。

①総合大学
大学院課程を併せ持ち、研究にも力を入れている大学
公立のものと私立のものがある。
公立…その州の税金を納めてきた学生(州内学生)は州外の住民(留学生やほかの州からの神学者)よりも授業料が安い(1/2、1/3ほど)。
※つまり留学生である私達は授業料がとても高い。
私立…般に公立よりも高いが、州内外の区別はされない(留学生も現地の州内学生も同じ学費、奨学金も出身地に関係なく出ることが多い)。

リベラルアーツカレッジ
一般教養全般に主眼を置き学部課程での教育に力を注いで大学院進学などに備えている大学
利点:学生に対するケアが行き届いている、教授が研究より教えることに力を注いでいる。

③専門/単科大学
専門分野の教育(芸術系、建築、工学、看護など)

 

 

(2)入学条件の違い

アメリカの大学には日本のような入試はなく、多くは書類審査で選考される
入学するためには各大学が定めた必要な事項・書類を締め切りまでに提出する必要がある。

出願書類:大学や専攻分野により多少異なるが、一般的に次のようなものが要求される
1)願書(オンラインの場合が多い)
2)成績証明書
3)卒業証明書
4)推薦状
5)エッセイ
6)財政能力証明書
7)健康診断書
8)申請料
9)テスト結果(SAT、TOEFLなど)
10)その他(ポートフォリオ、作品、ビデオ、面接など)

締め切り日:大学によってさまざま。前年の11月末に締め切る大学もあれば、rolling addmission といって随時願書を受け付けている大学もある。各大学のHPを見て確認する。

提出方法:最近は郵送ではなく、オンラインですべての書類を提出する場合が多い。各大学から指定がある。


ちなみに私はコミカレに出願したのですが、1)2)6)8)9)をすべてオンラインで提出しました。


※9)テスト結果 について
SATやTOEFLといった試験を受け、各大学によって設けられている基準点を超える必要がある。しかし、多くの大学は課外活動やエッセイ、成績などと合わせて合否を判断するため、これを超えていないからといって必ずしも受からないとは限らない。

SAT…共通テストのような内容。出願する大学・学部によってどの科目を受けるか指定される。
SAT:批評読解力(国語)、数学(代数、幾何学)とエッセイ 年4回開催
SAT subject:20種類の科目別テストからなり、一回に3科目まで受験できる 年6回開催

 日本で受験でき、数回受けた場合その中から希望するテスト結果を選んで大学に送ることができる。アメリカの学生は高校二年生の終わりごろから高校三年生の秋までにこの試験を受ける。多くは4年制大学からこのテストのスコアを要求されるが最近はこのテストを要求する学校も減ってきている。

 

(3)学期制度/単位制度

これらの制度により、アメリカの大学では個人の希望に合わせた柔軟な学習計画を立てることができる。


例えば
各学期に入学ができる(秋に限定されることもある)
・取得した単位を持って別の大学に編入できる
・途中で専攻分野を変更できる
4年在籍せずとも卒業することができる                など。

 

学期制度

1学年(academic year)…9月~5月までの9ヵ月間のことを言う(=夏学期以外)
セメスター制(2学期制)をとっている大学とクウォーター制(4学期制)をとっている大学がある。


        8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月   
セメスター制  秋学期        春学期      夏学期

クウォーター制    秋学期    冬学期   春学期   夏学期 


単位制度

取得した単位数によって学年が決まる

1年生(Freshman)    0~29単位の学生
2年生(Sophomore)    30~59単位の学生
3年生(Junior)    60~89単位の学生
4年生(Senior)    90単位以上の学生


=早く卒業する場合もあれば、遅くなる場合もある。単位が取れなければ退学になる場合もあり、さらに単位数によって学費が決まるので単位を落とした場合相当な学費がかさむことになる。

専攻の柔軟性

・副専攻(minor)を持てる。
・同時に二つの専攻分野を学べる(double major)。
・途中で専攻分野を変えられる。
⚠必要取得単位数が増えるので大変/その分学費がかかる/卒業が遅れる(その場合学期ごとの卒業が可能)。

編入の柔軟性

2年制大学から4年制大学へ、4年制大学からほかの4年制大学への編入学が盛んに行われている。

コミカレ➡4年制大学(2+2)
進学したい4年制大学と同じ州のコミカレに入るのが一般的
(同じ州内の公立大学間では編入学協定(articulation agreement)を結んでいるところが多いため)

⚠注意点
・希望の大学に編入できるとは限らない
・単位がスムーズに互換されるとは限らない
・卒業までに余分な時間がかかる
編入に伴う精神的・金銭的負担がかかる

 

(4)アメリカ留学の際の選択肢

(高校卒業後から学士過程修了までとする)

高校卒業 ➡ 日本の大学 ➡ 交換留学・自費留学 ➡日本の大学を卒業
             ➡ アメリカの大学に編入 ➡卒業
       コミカレ  ➡ 卒業
             ➡ 4年制大学 ➡ 卒業
      米4年制大学 ➡ 卒業      
     

私が4大ではなくコミカレを選んだ理由


ここで参考程度に私がコミカレにした理由について書いておきたいと思います。
私は最初はアメリカの4年制大学に行きたいと思っていましたが、最終的にコミカレに進学することに決めました。

 

コミカレに決めた理由
①学費が安い
②2年という区切りがある
4年制大学に比べ小規模である
④学びの質もそう大きく変わらない

 
 4年制大学で私が魅力的に感じたのは施設やアクティビティが充実していることや大学自体の価値ですが、それらのメリットも大きく上回るデメリットとして、学費の高さがありました。自分次第でアクティビティや自分が体験した経験や過ごした学生生活の価値は決められると思ったので、コミカレで縛られない濃い2年間を過ごしてそのあとの進路はその間に決めたいと思い、コミカレに行くことに決めました。

 今のところこの選択をしてよかったと思っています🌸

 

まとめ

今回はかなりしっかりめにアメリカの大学制度についてまとめてみました。

この文章は私が去年の春大学について調べていく中で少しずつまとめていたものですが、自分で見てもよくまとめたなぁという感じです笑笑

 

実はこのはてなブログの初めの10個のブログは、すべて私が出願の準備をするときと、合格した後にそもそもまとめていたものを少し変えて公開しています。

元々まとめたり書いたりするのが好きで自分用に(あと母校に残すために)書いていたのですが、せっかくある情報を役立てないのはもったいないと思って上げることにしました。

 

それにしても今回は長かった!笑

 

早く10個あげ終えて今のブログを書きたい、、というぼやき😂

読んでくれてありがとうございました!